遂に始まりました!
カラオケアプリ「Star Maker」との共同楽曲制作の日本人2人目!
(契約期間1年)
楽曲名:Show Me
※私は作詞と編曲を担当させていただきました
アプリ内では2023年7月6日 AM9:00まで、コラボイベントを開催中です!
▼カラオケアプリ「StarMaker」
※コラボ参加はアプリのダウンロードが必要です。
https://is.gd/T4jPEs
▼フルバージョン動画
https://is.gd/X4pbDA
▼イベントコラボ用動画
https://is.gd/SvgoqW
音楽は体の内側から溢れて生まれてくるもの
StarMakerを始めたきっかけ
カラオケアプリ「StarMaker」に出会ったのは、まだコロナ前でした。
大阪で開催される即売会出展に向けて前乗りした日の夜、ホテルでふと、グレイテストショーマンの「Never Enough」を会社の後輩に進めてもらったのを思い出し、歌いたいなと思ってカラオケアプリを検索!
日本では有名なポケカラさんとかあったのですが、天邪鬼な性格もあり「StarMaker」さんをチョイス。
その頃のアプリは、まだ音ズレがあったり、音質が悪すぎたり、日本のサーバーではライブ配信ができなかったり、オンラインのカラオケルームは購入しないといけなかったりと、個人で楽しむにもちょっと難点がある状態でした。
しかし、月日が流れ、何度かアップデートがかかり、どんどんユーザーが増え、楽曲数も増え、音ズレがなくなったり、音質も少しずつ改善されてきました。
それから昨年末、アプリの認証歌手に昇格し、楽曲提供企画の参加資格を得ました。
審査合格!楽曲デモ音源が届いたぞ―—あれ?
審査は、アプリ内で歌った歌を3曲提出するだけ。
最初の1回は、オリジナル曲だからと、楽器を弾いているものを混ぜて送ったら、
「歌ってるもので送ってください」
と、言われました(笑)
速攻で歌っているものを提出し、無事に審査合格!
約2週間ほどでデモ音源が手元に届きました。
2週間で1曲作るって早くない!?と思いつつ、聞いてみると、
「――ん? あれ? ロックのカッコいい系でって送ったんだけど?」
と、参考で渡した音源と全く異なる楽曲が届きました(笑)
因みに私が渡していた参考音源は、
- ジプシー・ロード(シンデレラ)
- スティーブ・マックイーン(シェリルクロウ)
- ビッグ・イン・ジャパン(Guano Apes)
- シュガーソングとビターステップ(UNISON SQUARE GARDEN)
です。
国や人によって楽曲の捉え方が異なるのは予想していたけれど、正直驚きました(苦笑)
数日、想定と180度異なるリターンで混乱しましたが、ここでマインドチェンジです!
提供していただいた楽曲、これをベースに自分好みに作り上げることもまた、楽しみの一つですね✨
単純構成の曲、どうする?
最初にいただいた時は、A⇒サビ⇒A⇒サビの1テーマ楽曲でした。
Aもサビもずーっと同じモチーフが流れ続けている状態。
仮歌メロディーも同じ印象のものが永遠と続く、いわば「A⇒A’という名のサビ⇒A⇒A’という名のサビ」でした。
たった2分の長さにずっとなる同じモチーフ。
何よりもメロディの差分が少なすぎて、カラオケアプリ内で何度も歌うのは厳しいかもしれないと、生意気にも思ってしまいました。
しかもここに日本語の歌詞を乗せるには、かなり無理があるように感じました。
——困った・・・。
しかし、楽曲の変更を申し出るわけにはいきません。
そんな偉そうな立場でもないですし、何より、楽曲のモチーフ自体はブラスバンドの雰囲気がとても格好いいのです。
正直、勿体ないと思いました。
作曲者が命という時間とエネルギーを消費して生み出して下さった曲が、×日本人歌手となったことで台無しになってしまうことが、私自身、許せませんでした。
そこで、曲の構成とメロディを歌詞に合わせて調整しても構わないか確認したところ、そこは問題ないとの回答をいただく事ができました。
「よし!
じゃあ、楽曲の雰囲気を壊さないようにしつつ、編曲して、キャッチ―にしていこう!
多くの人が歌いたいと思ってくれるようにしていこう!」
そう決意して、私の思考錯誤がはじまりました。
先ずは仮歌の入っていない音源をいただき、SONARというDTMアプリケーションで構成をイジイジ。。。
私は曲が先にある場合は、メロディと歌詞を一緒に作る人なので、何度も歌いながらイジイジ。。。
最終的に構成を下記に修正しました。
Aメロ⇒間奏⇒A’メロ⇒サビ⇒A’メロ⇒サビ⇒サビ
モチーフのブラスバンドはサウンドを抑えた箇所と派手な個所があったので、1回目のAメロと2回目のA’メロで音圧で差を付けることができました。
サビはメロディーをガラっと変えさせていただき、サビっぽくできたかなと思います。
ストーリーテラー的なAメロと、同じ母音で音を変えるサビという点で対比も作ってみることができました。
ただやはり切り貼りなこともあり、繋ぎ目に違和感がどうしてもでてしまいます。
そこは書き出して作曲者へお渡ししたら、快く修正してくださいました。
(本当に感謝です)
歌詞は、アプリ自体が世界配信なので、ちょっとコンプライアンス的に厳しいかな?と思いつつ提出したら1発OKもらえたので、ここはスムーズでした♪
楽曲完成!さぁ、イベントに向けて準備だ!
楽曲が完成したら、アプリ内で開催される1週間のイベント準備が始まりました。
このやり取りが本当に大変で、日本のアプリではないこともあり、日本人向けのスタッフさんは一応いらっしゃったのですが、歌詞を送った後、写真と自己紹介をお願いしますというメッセージの返信の後、何を何度送っても既読にすらならず、連絡が取れなくなってしまいました。
少し事情を伺ったところ、そのタイミングで退社されたらしく、引き継ぎが上手くいかなかったみたいです。(あるあるですね)
それから、日本人1人目だった友人に助けてもらい、なんとか作曲者本人とLINEで繋がる事ができ、そこからは英語でのやり取り!
私は英語が堪能ではないので、Google翻訳に助けてもらったり、画面のスクショにマーカーを引いてヴィジュアルで訴えたりしました。
それから、アー写を準備したり、サンプル用のソロと、イベントコラボ用のデュエット用動画を撮影したり、自己紹介めっちゃ頑張って作ってたのに80文字で送ってって言われたり(笑)
なんやかんやで審査に合格してから、1ヶ月半くらいで、ようやくイベントスタートに辿り着きました!
契約期間が1年間なのが本当に悲しい!
でも、本当にめちゃくちゃ頑張ったので、ぜひ聞いてください!
宜しくお願いします♪
▼「Show Me」
作曲:StarMaker MusicX Lab
作詞・編曲:Haizi
※音量にご注意ください。
まとめ
私は過去にある芸能事務所のレッスン生をしていたことがあります。
ですが、当時はダークな曲は受け入れて貰える時代ではなく、技術に訴えようにもそこまでの技術も持ち合わせていない人でした。
転機としてあるライブを観に行った際、芸能界に拘らなくても、音楽を楽しそうに演奏している方々に出会い、芸能事務所を退社することに決めたのですが、その時に周囲から言われた言葉に私の心がぽっきり折れてしまって、一度音楽を辞めたんです。
「お前は逃げた」
「お前は負けた」
「音楽をやる資格がない」
かつては仲間だった人たちが、私がいない所で話していたのを運悪く聞いてしまったんですよね💦
そこから誰かと音楽を一緒に演奏することが怖くなってしまって、セッションに行く勇気も持てず、演奏する意味を見失いました。
楽しそうに演奏している人達を羨んで、妬んだりもしました。
しかし、私は2022年に5S活動に出会い、自分のライフスタイルが整うようになって、本当に大切にしたかったものってなんだっけ?と気づけたことで、もう一度音楽をやり直すことができました。
その成果の一つとして、今回のオリジナル楽曲提供(共同制作)というゴールに辿り着けたことは嬉しく思います。
15年以上経って、ようやく小さく一歩を踏み出せたんです。
人によってそれぞれ違うゴールを持っていていいと思います。
ちゃんと納得できる場所に辿り着いたことは、それだけで達成感があるし、幸せになれます。
私の周りにいる音楽家たちにとったら、今回の曲には言いたい事がたくさんあるでしょう。
でも、そんな外野の評価なんて、今の私にはどうだっていいんです。
自分なりに納得して0⇒1を達成したんですからね。
質なんて後からいくらでもあげられます。
やらない⇒やるが0⇒1です。
みなさんも、やらない(できない)⇒やる(できた)に変えてみませんか?